初期伊万里陶片美術館について

初期伊万里陶片美術館へお越し頂きありがとうございます。
ただいま「冬季企画展『初期伊万里の鎬(しのぎ)の陶片』」を開催中です。
前回開催の秋季企画展『陶片の中の花鳥蝶』は「企画展」よりご覧いただけます。

冬季企画展『初期伊万里の鎬(しのぎ)の陶片』では、初期伊万里の造型の面にスポットを当て、陶片に「鎬(しのぎ)」が見られる陶片をご紹介しています。

初期伊万里には鎬の施された器があり、愛好家の間でもそれは人気の造型の一つです。
茶道具として焼かれた物の中には目を見張るような素晴らしい鎬が施された物があります。
また天目椀方の茶碗や皿、徳利、鎬盃などそれらの人気は高く、陶片もまた同様に鎬は人気があります。

それは、初期伊万里誕生以来わずか数年から数十年での技術の発達、茶陶としての初期伊万里して古唐津からの流れなど陶工の様子から技術の素晴らしさまで偲ばせます。

鎬の天目椀陶片を始めとして、鎬猪口、鎬徳利、花絵図壷・花入れ・水差しとも思われる陶片を楽しんでいただけたらと思います。

また、二つの陶片が繋がるという面白さもどうぞ。※画像は五秒間隔で切り替わります。

冬季企画展『初期伊万里の鎬(しのぎ)の陶片』

初期伊万里陶片美術館は、日本最初の磁器である肥前有田近辺で焼成された「伊万里焼」の最初の頃の「初期伊万里」と分類される時期の『陶片』のバーチャル美術館です。

陶器である唐津焼き(古唐津)から磁気である伊万里焼きが誕生して間もない頃の時期の初期伊万里と呼ばれる物には魅力的な物が多いのですが、窯跡や物原から発掘された陶片には伝世品には見ることが出来ないような魅力的な物が多いように感じます。

例えば初期伊万里陶片美術館の扉としてバナーに採用している矢羽の大平鉢の陶片は、伝世品として伝わっている大平鉢の完器には見当たらないようです。
まだ技術的に未熟だった為、特に一尺を超えるような大平鉢などはその重さからも窯の中で暴れてしまい製品として焼成に成功する事が少なかった為と考えられます。

初期伊万里陶片美術館では、伝世品の資料となるような陶片から伝世品にはなかなかお目にかかれないような魅力のある陶片を企画展などを通してご紹介していきます。

開催中の企画展:冬季企画展『初期伊万里の鎬(しのぎ)の陶片』

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